冬の節電を始めましょう!

穏やかな秋に緩んだ気持ちをキュッと引き締め、いざ、節電!
 
何をすべきかを、一緒に考えましょう
 皆が意識を高めあい、気持ちを一つにして乗り越えた夏の節電。過ごしやすい秋になり、クーラーや扇風機を使わなくなりました。しかし、電力不足はまだ解消されていません。
段々と厳しくなる寒さ。出来るだけ電力を使わずに冬を越すための工夫をご紹介します。



暖房器具をなるべく使わない冬の過ごし方

オフィスや店舗、家庭でも、節電で最も重要なのは"暖房"です。
 
電気以外のエネルギーを使おう
 床暖房やコタツ、電気カーペット、エアコンなど、冷え込みの激しい朝や晩に欠かせない暖房器具。使う時間をズラすことも難しく、また長時間継続して電気を食う暖房器具こそ、冬の節電の要。
 なるべく電気を使わずに冬を過ごすには、まず、自身の身体を温めることが大切です!


◎効率良く身体を温めるには

 全身を温めるのに効率が良いのは、脇の下や足の付け根、首など、皮膚が薄く血管が集まっている部分です。ネックウォーマーやマフラー、カイロを利用して効率よく全身を温めましょう。
 また冷えてしまった手足は、指先などを直接温めるよりも、お腹を温めるのが効果的。お腹に溜っていた血が温まり、指先まで巡ります。
緑茶やコーヒーは身体を冷やしてしまいます。ホットの紅茶かウーロン茶、または生姜湯などがおすすめです!生姜湯は、はちみつ大さじ1、チューブの生姜小さじ1を熱湯にいれ、かき混ぜたら出来上がり!とっても簡単ですのでお試しあれ!
 今年は節電の冬、暖房を使わず暖かく過ごすアイディアグッズがたくさん出ています!最近話題の全身で着る毛布、履く靴型湯たんぽなど、要チェックです!




やかん加湿で体感温度アップ!!
加湿器を使わずに部屋の湿度を上げ、エアコンの設定温度はダウンさせましょう♪
 

石油の匂いも、冬の匂いです

 暖房器具で温度を上げた部屋は空気が乾燥しがち。空気が乾いているとウィルスが繁殖しやすく、風邪などもひきやすくなります。インフルエンザなどの予防の一手段として、加湿はとても大切です。また加湿をすると、空気が乾燥している状態よりも体感温度が高くなります。
 しかし、加湿器を新しく買うという事は、電気の使用量を増やすという事…。ですので、加湿器を使った時と同じ効果が得られる、「ストーブの上にやかんを置いてお湯を沸騰させる」と言う手段を、オススメします!石油ストーブなら電気を使わず、更には身体を芯から温める遠赤外線効果も期待できますよ。
 石油ストーブがない場合は、ガスコンロでお湯を沸かすだけでも部屋の湿度や温度を高めることが出来ます。沸かしたお湯で紅茶やウーロン茶を入れれば、身体の中からもポカポカ…。沸かしたお湯を魔法瓶にいれれば電気ポットいらずで、またひとつ節電をしたことになりますね。
 いつでも熱いお湯を使える電気ポットは確かに便利です。しかし、お湯を使わない時間の保温が無駄なのも確かでしょう。
 寝る前は湯たんぽに入れて、ぽかぽか温かくして眠りましょう。
 湿度を上げるだけなら、霧吹きでカーテンを濡らすと言うのも効果があります。水は毎度変えて、殺菌力の高いアロマオイルを混ぜて使えば、部屋は良い香りに包まれ、雑菌の繁殖も抑えられて一石二鳥どころか、一石三鳥です!



古き良き家庭の暖房、湯たんぽを使おう
湯たんぽも、エコブームで種類豊富になりました。
 

寝る前のお布団に入れておくだけで幸せ

 最近の湯たんぽは形・大きさの種類が増え、また湯たんぽのカバーも、シンプルなものからお洒落な柄もの、ちょっと変わったぬいぐるみ型まで、個性豊かになりました。使い方はお湯を入れるだけと、今も変わらずとっても簡単♪
 温くなったお湯を翌朝顔を洗うのに使えば、水道代やガス代の節約にも繋がります!


※温度に注意
 沸騰したお湯をそのまま入れるのは危険です。容器によっては、熱すぎると破損しお湯が漏れてしまう原因になります!
 一般的には40度〜50度が適温とされていますが、個人差があるので実際に触れて確かめながら使いましょう。高温・低温の火傷にそれぞれ気をつけて下さい。 お風呂の残り湯や、ガスやストーブで沸かしたお湯を使えば無駄がなくなり、経済的にもとってもエコです。



冬のオフィスは「ウォームビズ」で快適に!
気温は一定でも、それをどう感じるかは人それぞれ…自分の体温調節が大切
 
スマートな着こなしと仕事を
 夏のクールビズに引き続き、今年の冬はウォームビズを心掛けましょう!外に出ている間に羽織るコートやジャケットにばかりこだわらず、アウターを脱いでも暖かいスタイルで居る事が大事です。
オフィスの暖房の設定を3度下げることによって、全体では約二割ものエネルギー削減が出来ます。

 近年、多くのメーカーがこぞって出している暖かいインナーウェアなら、着膨れせずスマートな着こなし。身軽で暖かく、冬も快適に過ごせます。
 カーディガンやパーカー等、気軽に扱える一枚を職場に置いておく事をオススメします。オフィス自体は少し肌寒いくらいで、軽い上着や膝掛けで体温調節が上手に出来れば、外との気温差も少なくなり、風邪の予防にもなります。
 意外と体温を逃しやすいのが、足のふくらはぎ。長時間じっと座ってなければならい時はブランケットを巻いたり、女性の方はレッグウォーマーで守ってあげるのも良いでしょう。



身体を温める野菜で中からぽかぽか
身体の中から温まれば、もう怖いものナシ!
 

旬の野菜のすごいパワー!

  代表的なものを上げると、ネギ・生姜・とうがらしが、即効性があり、すぐ身体を火照らせてくれます。
ネギのあの辛味はアリシンと呼ばれるもので、血行を良くして身体を温めてくれます。緑色の派の部分は緑黄色野菜でビタミンCやカロチンも含まれているそう。
食べるとお腹からポカポカ温まってゆくのが分かる生姜。さほど栄養がある食材ではありませんが、ジンゲロンやショウガオールと言う絡み成分には発汗作用があり、冷え性対策に効果抜群の野菜です。
そしてとうがらし。温まる、と言うよりも身体が熱くなります。カプサイシンが多く含まれており、毛細血管の働きを良くして指先まで温め、更には代謝を促進させるため、お肌のトラブルやダイエットにも効果があるそうです。

一般的によく言われているのが、夏野菜は身体を冷やし、冬野菜は身体を温めてくれるということ。夏野菜は生でも食べれて水分もたっぷりと含まれた瑞々しいものが多いですね。この水分が、夏の太陽で火照った身体を冷ましてくれます。逆に、根菜が多い冬の野菜は、固く乾いており、体を冷やしません。また火を通して食べるので、お腹からゆっくりと身体を温めてくれます。
旬の美味しい野菜を選ぶと、味や安さだけでなく、体調や節電にも繋がります。大根やゴボウ、白菜など、これからどんどん美味しくなる野菜を意識的に取り入れて、体の内側から温まりましょう。




家族の心を通わす節電
協力し合って、電力不足解消まで頑張りましょう!
 

集まることから始まる節電

 家庭がある方たちに心掛けて欲しい、とても簡単な節電の方法の一つ。それは、家族全員が一つの部屋に集まって夜の時間を過ごすと言うものです。
 人が多いとそれだけで部屋が温まり、暖房の設定温度を下げる事が出来ます。また暖房やコタツの大きな暖房器具一つで全員が暖を取ることで、他の部屋の電気を使わずに済み、大きな節電に繋がります。
 電気使用量を減らし、家族とのコミュニケーションの時間を増やして、身も心もぽかぽかにして今年の冬も乗り切りましょう!




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■ガスでご飯を炊く方法
 毎日の節電や、停電でご飯が炊けない時にもお役立ち。ガスでご飯を炊く方法を簡単に説明します。

用意するもの
 底の広い鍋(ふた付)
 米、水
 米1合180ccに対し、水は200ccです

炊き方
・米を研いで、水と一緒に鍋に入れて30分おく
・30分経ったら、中弱火で加熱する
・沸騰し、ふたの間から湯気がこぼれ出したら弱火にして、15分弱加熱する
・最後に10秒ほど強火で加熱し、パチパチ音がしたら火を止める
・そのまま10分程度蒸らしたら完成です!

炊飯ジャーでは味わえないおこげも出来ます。是非、一度お試し下さい。




■コタツの文化
 日本の冬といえばコタツ。その起源は室町時代まで遡ると言います。一説によると、昔は火の勢いのなくなった囲炉裏の上に木の枠(やぐら)を置き、そこへ足を乗せ、更に紙や布を被せることで、弱い熱源で効率良く暖を取っていたそうです。
 それが段々と、平安時代からの歴史を持つ火鉢と並んで日々の暮らしに浸透し始めたのは、戦乱の世が終わった江戸時代に入ってからでした。当時、最もポピュラーだった置炬燵は可動式のコタツでした。火鉢とやぐらを一体化させ、そこに布を被せたもので、一般的な電気コタツとほぼ同じ形です。浮世絵などでも、冬の風物詩として良く描かれています。
 また大きな部屋用にと、長方形の掘り炬燵もこの時代に普及しました。
 熱を布団の中に閉じ込めるので、少しのエネルギーでも無駄なく素早く暖まり、持続性もある。とても素晴らしい暖房器具なのですが、部屋全体を暖めることは出来ないので、一度足を入れると中々出れなくなってしまうのが、コタツの困ったところでしょう。






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