海を知ろう、海を遊び尽くしましょう!
暑い時期にしか楽しめない、自然の恩恵!夏は海に出かけましょう!
 
夏と言えば海、海と言えば夏!
 夏と言えば、スイカにお祭、夏休み・・・そして、なんと言っても、海水浴を楽しめるホットな季節!
 心行くまで海を遊び尽くすヒントとして、小田原周辺の海水浴場や、女性に嬉しい日焼け対策、子供と一緒に海と生き物と触れ合う楽しみ方をご紹介致します!



小田原周辺、オススメ海水浴場のご紹介!
水着とタオル、その他いろいろ持って、さあ出発!
 
夏にしか出来ないことをしよう!
  日本で海水浴が夏の風物詩になったのは文明開化の後。鉄道の発達によって、山間の人々が海を求めて旅行するようになってからです。そして明治30年頃、国府津、小田原、湯河原など東海道沿いの海岸が多く開かれました。 車でも電車でも、ぷらっと行けて歴史も深い、小田原近辺の海水浴場を紹介します!



江之浦海水浴場 (小田原)
小田原駅から熱海・真鶴・湯河原駅行きのバスで「江の浦港」。
波が穏やかでひっそりとした、プライベートビーチのような浜です。のんびりと海を楽しみたい方にオススメです。
(小田原市観光課 0465-23-1373)


御幸の浜海水浴場 (小田原)
小田原駅から徒歩15分。
海水プールが併設されているので、波が高い日や小さなお子様と一緒でも海水浴の雰囲気が楽しめます。駅から御幸の浜の間に小田原城があるので、観光と併せて楽しんでみてはいかがでしょうか?
(小田原市観光課 0465-23-1373)


湯河原海水浴場 (湯河原)
湯河原駅から真鶴行きのバスで「海の家」で約8分。
遠浅の浜で遊泳は勿論のこと、サーフィンなどスポーツを楽しむ人にも多く利用されています。遊泳のみの利用者との区域分けもしっかりとあり、毎年多くの海の家が軒を並べる賑やかな海水浴場です。
(湯河原町観光課  0465-63-2111 )


岩海水浴場 (真鶴)
真鶴駅から岩海岸行きのバスで10分。
地元民が多く利用する静かな浜。端には岩場があり、穏やかな波の打ち寄せる砂浜と、二つの海を楽しめます。
(真鶴町産業観光課  0465-68-1131 )


国府津海水プール (国府津)
国府津駅から徒歩10分程度。
広々とした相模湾に浮かぶ初島や大島も望むことが出来る、開放的な屋外海水プールです。競泳用と子供用と二つのプールがあります。
(0465-38-1144 )



 水着とタオル、着替え以外にも…海水浴に行く際は、忘れ物をしないように気をつけましょう。熱中症にならないよう、こまめに日陰に入って休憩するのも大切です。
 夏の海を心行くまで楽しみましょう!

   



岩場で海の生き物と触れ合おう
石をめくって、窪みを覘いて、海の生き物を観察!
 
実際に手に持って、観察しましょう!
 海と陸がちょうど重なっているような磯浜海岸は、大きな石がごろごろ転がり、岩礁もあり、砂浜と比べたら泳ぐのには不向きな場所です。しかし、小さなスキマや岩の陰には、磯浜海岸や岩礁ならではの海の楽しみがたくさん隠れています!



◎岩礁は生き物の隠れ家!


 大きな岩が海から突き出す岩礁。その表面や岩の陰、引き潮で現れる吹き溜まりをちょっと覘いてみると、そこに海の生き物の生態系の一片を見ることが出来ます。


・岩の表面
 フジツボ、カメノテ、イソギンチャク、海藻など。滅多なことじゃ動かないような生き物達が群をなして張り付いています。表面を海藻や藻に覆われ、岩と色が一体化している貝もいます。よーく目を凝らしましょう。一つの岩の表面だけで、一体幾つの貝を見つけることができるでしょうか。


・岩の陰、スキマ
 カニやエビ、フナムシなどすばしっこい生き物が隠れています。海水に浸っている隙間なら、稀にタコが隠れていることも。じっと待っていると色々な生き物が行き交う姿が見れます。波に気をつけて観察しましょう。


・吹き溜まり
 引き潮に取り残された、小魚が観察できるポイントです。海藻やイソギンチャクも海水の中で開き、まるでミニチュア版の海の世界です。


・石の裏
 波うち際の石の裏には、小さな生き物達が身を寄せ合っています。小ぶりのウニやアメフラシ、ヒトデのように奇妙な形の生き物を探して楽しみましょう!


 ぜひ、透明なケースやバケツ、小ぶりの網も持っていって採取し、間近で観察してみてください。カメラを持って行き、採取した生き物を写真で持って帰って、自分だけの図鑑製作を楽しむことも。
 採取した生き物を逃がす時は、なるべく元いた環境に近い所で放しましょう。



◎磯浜海岸で遊ぶ時の注意!


 岩礁の表面はゴツゴツと荒く、フジツボなどの貝類でびっしりと覆われている所が多くあります。水着の上に一枚シャツをプラスして、足元は濡れても良い靴で望むのがベターです!普通のビーチサンダルだと、岩の表面に引っかかって脱げたり、足が滑って踏ん張りがきかないなんて事も。足首にストラップが付いているなど、足に固定されるタイプのサンダルがあると良いでしょう。
 ごろごろと大きめの石が集まる所を歩く時は、体重をかけた途端にその石が動き出す危険があります。軽く踏んでみて動かないのを確認しながら進むだけで、事故防止になりますよ。
 また、海の満ち引きにも注意です。岩と岩を繋いでいた道がいつの間にか潮に浸っているなんて事にならないよう、ちょっと潮が高くなってきたかなと思ったら、海岸の近くにポイントを変えましょう。
 岩と岩の間は、複雑な強い海流が発生している所があります。パッと見は浅くても、強い潮の流れに足をさらわれてしまうこともあるので注意です。
 そして勿論、磯浜海岸でも日差しや水分補給に気をつけましょう!




本気の日焼け対策!
肌の表面を覆うだけでは紫外線は避けきれない?!
 
夏の日差しから肌を守ってあげたい
 海では、砂浜や水面からの照り返しで肌に浴びる紫外線の量が格段に増えます。更には水着を着ているために紫外線を浴びる皮膚の範囲が普段よりも広くなります。
 日焼けの仕組みと効果的な対策を知りましょう!


◎日焼けのメカニズム
 肌が赤くなる日焼けと黒くなる日焼け。どちらも一様に「日焼けした」と言いますが、体質によって違う反応が起きているだけではないと言うことを、あなたは知っていますか?
 まず、赤くなる日焼けは「サンバーン」と言い、直接紫外線を浴びた肌が軽い炎症を起こしている状態を指します。酷くなると火傷のように水泡ができ、発熱と痛みを発っすることも。
 黒くなる日焼けは「サンタン」と言い、これは直接肌に紫外線を浴びずとも、地面から跳ね返った紫外線を目で受けるなどして、体内でメラニン色素を作り出したことを差します。これは、紫外線から皮膚を守るための反射的な作用です。


◎肌が赤くなる「サンバーン」対策
 まず、日焼け止めを塗ること・こまめに日陰に入ること・火照った肌はすぐに冷やすことが大切です。紫外線に反応して起きる炎症なので、海の中に入っていれば冷やさなくても大丈夫と言う訳ではありませんよ。特に子供は、遊びに夢中になってしまい自発的な注意は難しいと思います。大人よりも敏感な子供の肌は、大人の方が守ってあげてくださいね。剥れてきた皮膚は無理に捲らず、自然に剥がれ落ちた肌にクリームや薬品を塗って手入れを行いましょう。

 
◎肌が黒くなる「サンタン」対策
 帽子を被る、日陰に入るなどしても、地面からの照り返しで紫外線を浴びてしまうことがあるのです。これには、UVカットのレンズが使われているサングラス・メガネなどが有効です。また、一度沈着した色素も、28日周期の新陳代謝で、やがては角質層からアカとなって剥がれ落ちます。肌の生まれ変わりを目指したアフターケアを心掛けましょう。



くらげに刺されてしまったら
普通の傷と同じように水で洗ってはいけない…って、知ってましたか?
 

水中をぷかぷか、困ったアイツに要注意

 お盆を過ぎるとクラゲが出ると良く言いますね。一説によると、お盆を過ぎた頃に発生する高気圧で波が高くなると、それにのって、沖にいたクラゲが海岸近くへ流れてくるとか。
しかし、お盆を待たずに、浅いところをぷかぷか流れているクラゲも勿論います。
水族館などで水槽の中を漂うクラゲは、どこか神秘的な雰囲気すら感じさせますが、海水浴場では厄介極まりない存在ですね。


◎クラゲに刺された時の基本的な対処法
 気持ち良く泳いでいたら、突然チクチクとした痛みが…。と、言った風にクラゲに刺された場合、守って欲しいことが二つあります!


・患部に触らない
・水で洗わない


 痛みを感じる・蚯蚓腫れや発疹の症状が起きている患部には、ちぎれたクラゲの触手が張り付いている場合があります。決して擦ったりしないで下さい。
 水道水などの真水もまた、クラゲの触手を刺激し、毒を出させる場合があります。ペットボトルで海水を汲むなどして患部を洗い流すようにして下さい。
 またクラゲの毒による痛みを和らげるのにはお酢が有効です。小さなスプレーボトルに入れて持って行くと、いざと言う時に役に立ちます。患部には、抗ヒスタミン薬か副腎皮質ホルモン配合の軟膏を塗布しましょう。海水浴シーズンの間ならクラゲに効く薬のコーナーを作る薬局も多い筈です。チェックしてみて下さいね。
 砂浜に打ち上げられたクラゲの死骸にも、毒が残っていることがあります。好奇心で触ってしまう子供が多いのにも注意しましょう。


クラゲ対策として、最近ではラッシュガードを着て泳ぐ方も増えています。日焼け対策にもなるので、オススメです。





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■水着の歴史
 見た目を楽しむおしゃれな水着、健康やスポーツ意識の競泳用水着…。夏の必需品である水着は、実は西洋文化の発展を体現している存在でした。
 水着が誕生したのは19世紀、産業革命後の西洋です。夢の乗り物、機関車や車の発達により、海へバカンスに行く人々が増えたのがその理由です。最初は体のラインを覆い隠す厚手の布のワンピースでした。
 しかしその後、女性の権利を拡大する活動が盛んになった西洋諸国で「女性だって海でスポーツを楽しみたい」と言う主張により、スカート部分を省略し、体にピッタリとフィットする女性用水着が誕生します。
 水着の誕生から100年経った20世紀、遂に上下に分かれたセパレートタイプの水着が誕生します。肌を覆わず、より良く魅せる見た目のインパクトから、同年に起きていたビキニ環礁での原水爆実験が名前の由来になりました。
 こうして水着は、ファッション、競泳用と、それぞれ開発を進めるようになりました。




■人魚伝説
 海にまつわる伝説は沢山ありますが、中でもポピュラーなのはやはり「人魚」の存在ではないでしょうか。そしてその姿には、最も有名な人魚の話、アンデルセンの童話「人魚姫」に描かれている下半身が魚の尾びれの美しい女性の姿を、連想しますよね。
 しかし、人魚の伝説は西欧のみに伝わる話ではありません。日本全国でも、その古くは日本書紀に、人間の顔を持つ魚の存在が記述されています。
 日本に伝わる有名な人魚の伝説が「八百比丘尼(やおびくに)」の話。日本各地で内容は微妙に異なりますが、これはとある漁村に打ち上げられた人魚の肉を盗み食いし、不老長寿となってしまった少女の話です。少女は比丘尼となり、何百年も歳を取らずに生きて、日本の諸国を巡り歩いたとか。
 また、日本全国各地に残る人魚の目撃談の多くでは、人魚は災いの前触れであったと言う風に伝えられています。
 江戸時代には瓦版にものり、妖怪の絵本にもその珍妙な姿が描かれました。上半身が美女の人魚の姿が日本に登場したのは江戸時代の後期。髷を結ってかんざしを挿した、当時の美人の艶かしい姿が描かれました。
 珍妙な姿をした日本の人魚伝説。夏の夜の定番、怪談話として、おひとつ如何でしょうか。






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