季節の変わり目、沈みがちな気分を追い払いましょう
なんとなく元気が出ない……そんなときは香りに癒されてみませんか
 
なんとなく頑張れないあなたに…
 季節の変わり目、環境の変化などの原因で、心や体のバランスが崩れやすい春。そこで、落ち込みがちな気分をやわらげてくれる癒しの香りはいかがでしょう。
 手軽に楽しめるので、忙しい方にもおすすめ。アロマポットで好きな香りを焚きながら洗濯物をたたんだり、テレビを見たり、パソコンをしたり。外出中でも電車の中や車の信号待ち、オフィスなどで、ハンカチに染み込ませた香りを嗅いでリラックス。ふとした時に日常の中で楽しめます。

【ご注意】以下の方はご使用を避けてるか、充分注意してご使用ください
妊娠中の方、てんかんの発作を起こしたことのある方、高血圧の方、7歳までのお子様、放射線治療をしている方、月経過多や多量月経の方、腎臓に障害のある方、喘息症状のある方
※その他のご注意は右の「なるほどメモ」にて詳しくご説明しております。

   



どこどこ



エッセンシャルオイル(精油)、どれを選べばいいの?
大丈夫、症状と好みで選んでみましょう。不安、無気力、不眠…あなたのお悩みはどれ?
   お店に行って選ぼうとすると、ズラリと並んだ小瓶たち。たくさんの知らない名前、大きさも値段もまちまちだし、何を選べばいいの?そんなふうに迷ったときには、今の悩みに合わせた精油を選んでみましょう。選び出したら後は嗅ぎ比べて、あなたの好みと相談すればOKです。
※うつ病の疑いがある方は、「サンダルウッド」の精油は避けてください。

【ストレスを感じてイライラする】
ベルガモット
アールグレイの香り付けに使われる、軽い柑橘系の香り。不安、緊張、憂うつを鎮めて、気分を高揚させてくれます。
オレンジ
気持ちをリラックスさせます。落ち込んだ気持ちをリフレッシュさせ、前向きなエネルギーを与えてくれます。
ネロリ
ビターオレンジの花から抽出される精油。甘く爽やかな花の香り。緊張やヒステリーを沈め、平和な気持ちに。

安らぎの香りがするカモミール

【後悔や罪悪感、悲しくなる】
ローマンカモミール
リンゴのような香り。不安、怒り、緊張などを和らげます。不眠にも効果あり。
ラベンダー
緊張や不安を和らげ、安眠を誘います。また殺菌力が強いので風邪予防やクローゼットの防虫にも使えて便利。
レモン
高ぶって混乱した心を落ち着かせてくれます。頭がすっきりして、冷静な判断力が回復します。

【憂うつ、気分が落ち込む】
ゼラニウム
土と草の香りの中に甘い薔薇のような芳香を混ぜたような香り。不安や沈んだ気持ちを鎮め、気分を高揚させてくれます。
ベルガモット
アールグレイの香り付けに使われる、軽い柑橘系の香り。不安、緊張、憂うつを鎮めて、気分を高揚させてくれます。
クラリセージ
ほのかな甘みの中にスパイシーな香りを含んだ精油。焦り、パニックや緊張を解きほぐし、疲れた心を和ませます。
ラベンダー
緊張や不安を和らげ、安眠を誘います。また殺菌力が強いので風邪予防やクローゼットの防虫にも使えて便利。

柑橘の香りで気分をリフレッシュ

【やる気を出したい、仕事や勉強に集中したい】
ベルガモット
アールグレイの香り付けに使われる、軽い柑橘系の香り。不安、緊張、憂うつを鎮めて、気分を高揚させてくれます。
レモン
高ぶって混乱した心を落ち着かせてくれます。頭がすっきりして、冷静な判断力が回復します。
ペパーミント
1滴で強烈な清涼感があり、眠気を覚ましてくれます。また怒りや緊張で高ぶった心を沈め、冷静にさせてくれます。
グレープフルーツ
気分をリフレッシュし、幸せな気持ちが湧いてきます。自信や強さを引き出すので、人前で話すときなどにも効果的。
ローズマリー
すっきりとした清涼感のある香り。記憶力や集中力を高め、眠気を払ってくれます。
オレンジ
気持ちをリラックスさせます。落ち込んだ気持ちをリフレッシュさせ、前向きなエネルギーを与えてくれます。
ユーカリ
クールで透き通った清潔感のある香り。集中力を高め、意識をはっきりさせてくれます。また、高ぶった気持ちを抑え、冷静にしてくれます。

ラベンダーの香りに包まれて安眠

【眠れない】
ラベンダー
緊張や不安を和らげ、安眠を誘います。また殺菌力が強いので風邪予防やクローゼットの防虫にも使えて便利。
プチグレン
ビターオレンジの葉と小枝から抽出する精油です。葉、枝、花、そして果実の香りを全て混ぜ合わせたような香り。疲れた心を解きほぐし、明るい気持ちにさせてくれます。
クラリセージ
ほのかな甘みの中にスパイシーな香りを含んだ精油。焦り、パニックや緊張を解きほぐし、疲れた心を和ませます。
ローマンカモミール
リンゴのような香り。不安、怒り、緊張などを和らげます。不眠にも効果あり。

【眠気がとれない】
ペパーミント
1滴で強烈な清涼感があり、眠気を覚ましてくれます。また怒りや緊張で高ぶった心を沈め、冷静にさせてくれます。
ローズマリー
すっきりとした清涼感のある香り。記憶力や集中力を高め、眠気を払ってくれます。

【急にパニックになったり、怖くなったりする】
ラベンダー
緊張や不安を和らげ、安眠を誘います。また殺菌力が強いので風邪予防やクローゼットの防虫にも使えて便利。
フランキンセンス
甘い樹木の香りの中に爽やかさがある香り。心を落ち着ける効果が高く、古来より寺院などで重用されてきました。嫌な思い出、傷ついた心を優しく和ませ、幸福感をもたらしてくれます。




どこどこ



精油、さっそく使ってみましょう!
香りの楽しみ方はいろいろ。すぐにできる手軽なものをご紹介します。
 
好きな香りハンカチでちょっとブレイク
【香りのハンカチ】
清潔なハンカチに、好きな精油を1滴垂らすだけ。色のついた精油だとハンカチにシミがつくこともあるので、ティッシュペーパーやコットンで代用してもOKです。また、精油は殺菌効果のあるものが多いので、香りのついたティッシュやコットンをマスクの内側に入れておくとさらなる風邪予防効果が期待できます。精油のいい香りに包まれて、車内の臭いも気になりません。

こんなときに
  仕事中や勉強中の眠気覚まし
  満員電車など、ストレスを受けたとき
  プレゼンや発表など人前で話をする前に

【ティーカップ芳香浴】
ティーカップやボウルに熱湯を注ぎ、精油を3滴ほど垂らして湯気を吸い込みます。ただし、精油は粘膜に刺激を与えることがあるので、目は閉じ、長時間の吸入は避けてください。また、蒸気でせきが出る場合があるので、喘息の方はこの方法は避けてください。

こんなときに
  朝、しゃっきりと目を覚ましたいとき
  とにかく早く落ち着きたいとき
  のどの痛みや鼻づまりがあるとき

キャンドルの炎も心を落ち着けてくれます

【アロマポット芳香浴】
100円ショップなどで手に入るアロマポットとアロマキャンドルを用意してください。まずキャンドルを下の部分に設置します。上のお皿の部分にお湯を入れ、精油を1〜5滴垂らして、キャンドルに着火。お部屋に香りが広がります。ただし火を使うので、小さいお子様がいる場合や就寝中は避けてください。

こんなときに
  仕事や勉強の集中力を上げたいとき
  読書やテレビ鑑賞、リラックスタイムに
  洗濯物を畳みながら、掃除をしながらメンタルケア

【その他の芳香浴】
電球の熱で精油を温める「アロマランプ」や、風の力で香りを広げる「アロマブリーズ」、加湿器のミストとともに香りを広げる「アロマミスト」、広範囲に香りを広げる「アロマディフューザー」などがあります。小さなお子様がいるご家庭や、眠れない夜に芳香浴をしたいときは、火を使わないこういった器具がぴったりです




どこどこ



もっとアロマセラピーを楽しみたい!
まだまだ、精油でできるリラクゼーションはたくさん方法があります。
 
お肌はデリケート
【ご注意】
精油はパッチテストをしておきましょう。
ここからは肌に精油をつける使い方ですので、パッチテストをする必要があります。パッチテストの方法は、キャリアオイル(精油を薄めるために使うオイル。オイルマッサージなどに使う化粧用のオイルです。パッチテストだけでしたら、食用油で充分)小さじ1杯に精油を1滴だけ垂らし、希釈します。これを二の腕の内側などの敏感な部分に塗って、数時間〜1日程度様子を見ます。異常がなければOK。赤みや腫れが出たら大量の水で流すか、キャリアオイルでふき取ってください。赤みや腫れがひかないようでしたら、皮膚科の受診をおすすめします。

【アロマバス】
全身浴
浴槽にお湯をはり、5滴程度(何種類かの精油を入れるときでも、合計で5滴程度)の精油を落としてよくかき混ぜます。敏感肌の方は5滴以下の精油をキャリアオイルで薄めてからお湯に入れてください。10分〜15分ほどゆっくりと浸かって、ゆったりリフレッシュしましょう。
半身浴
浴槽半分程度(みぞおちの辺りまでが浸かる程度)のお湯をはり、3滴以下の精油を落として、よくかき混ぜてください。上半身が冷えないようにバスタオルなどで保温して、汗が出てくるくらいまで充分に体を温めます。
手、足
洗面器やバケツに少し熱めの湯を入れて、3滴以下の精油を落としてよくかき混ぜます。その中に手や足を入れ、10分〜15分ほど温めます。
※肌に刺激を感じた場合はすぐにやめ、よく洗い流してください。

何かつくるのって楽しい

【アロマクラフト】
バスソルト
天然塩100gを密閉できる容器(出来れば遮光)に入れ、そこに精油を20滴程度加えます。割り箸や木のスプーンなどでよく混ぜ、蓋をして、半日以上置いておきます。置いている間はときどき容器を振り混ぜて下さい。使うときは浴槽にお湯をはり、そこに約大さじ2杯程度を入れて、よく溶かしてください。保存期間は2週間程度です。
ルームフレグランス
水(水道水でOK)50mlをスプレーつきの遮光瓶に入れ、そこに精油を10〜20滴垂らしてください。精油は水に溶けないので、使う前によく振ってください。なお、スキンケア目的のスプレーではないのでお肌には使用しないで下さい。
マッサージオイル
キャリアオイルを50ml用意し、そこに精油を10滴以下加え、かき混ぜます。このとき、精油の濃度は1%以下になるよう気をつけてください(10mlなら2滴、20mlなら4滴、30mlなら6滴程度。ただし「アブソリュート」と名のつくような濃度の高い精油は、この半分の0.5%以下に留めてください)。
出来上がったマッサージオイルは防腐剤が入っていないのであまり持ちません。早めに使い切ってください。遮光瓶に入れて冷暗所に保存すれば2週間程度保存できます。
化粧水
キャリアオイル5mlに精油を3滴以下加え、よく混ぜます。そこに精製水かミネラルウォーター(水道水はNG)を加えて出来上がり。精油は水に溶けないので、使用前によく振ってください。

   




過去の特集を見る


【ご注意下さい】
アロマセラピーで、やってはいけないこと、気をつけなければいけないことがあります。使用法を守って、安全にアロマを楽しんでください。

・精油を飲まない
日本で販売されている精油は、飲用目的で作られていないため、飲むと体に有害な成分が含まれていることがあります。※フランスでは医師の処方により精油を飲用することもあります。

・肌に原液をつけない
精油は非常に濃縮されているので、直接肌につけると刺激が強すぎてしまいます。肌につけたいときは、必ずキャリアオイルで希釈してからつけましょう。※ラベンダー、ティートゥリーなど、肌につけてもよいとされる精油もあります。ただし必ずパッチテストを行いましょう。

・光毒性に注意
肌につけた状態で紫外線に当たると、皮膚にシミや火傷のような症状を起こしてしまう精油があります。今回ご紹介した精油の中では、ベルガモット、レモン、グレープフルーツがこれにあたります。キャリアオイルで希釈しても、肌などに塗ったまま外出しないよう気をつけて下さい。

・使ってはいけない精油
妊娠中は肌がとても敏感になるので、肌に塗るアロマセラピーは避けたほうが無難です。また、妊娠中に使ってはいけないとされる精油が多いので、ご使用の場合はよく調べ、医師やアロマセラピストに相談することをお勧めします。
7歳までのお子様は非常に敏感なのでアロマセラピーをしないか、刺激がゆるやかなラベンダー、カモミールのみを充分注意してご使用ください。
その他、以下に注意が必要な方と、その方が使ってはいけない精油をご紹介します。
授乳期の方…ペパーミント、マージョラム
てんかんの発作を起こしたことのある方…ユーカリ、ローズマリー
高血圧の方…ユーカリ、ローズマリー
放射線治療をしている方…ジュニパー、ネロリ、ブラックペッパー、ユーカリ、レモン、ラベンダー
月経過多や多量月経の方…クラリセージ、ジュニパー、ペパーミント、マージョラム、ミルラ、ローズマリー
腎臓に障害のある方…ジュニパー
喘息症状のある方…ローズマリー、マージョラム(他の精油をご使用の場合でも、この記事で「ティーカップ芳香浴」とご紹介している吸入法は避けてください)

・敏感肌
敏感肌の方は、マッサージ毎に必ずパッチテストをしてください。敏感肌でない方も、初めて使用する精油や試したことのないブレンドのときはパッチテストをする必要があります。

・運転注意
眠気を誘発する精油は、運転前には使用しないで下さい。今回ご紹介した中では、ラベンダー、プチグレン、クラリセージ、ローマンカモミールがこれにあたります。

・強い香りを嗅ぎ続けない
原液を瓶から嗅ぎ続けるなどすると、頭痛が起きたり気分が悪くなったりすることがあります。

・苦手な香りを無理して嗅がない
「こういう効能が欲しいから」と好きではない香りを嗅ぎ続けるのもやめたほうが無難です。香りの好みは体調や心の調子によって変わるので、そのとき好きな香りが自分が効能としても求める香りであることもままあります。
それでも使いたい場合は、相性のよい精油とブレンドして使ってみるのも効果的です。




「アロマセラピー」と「アロマテラピー」。違う呼び方ですが、どんな違いがあるのでしょう。
「アロマテラピー」いう言葉は、20世紀のフランス人化学者、ルネ・モーリス・ガットフォセが作り出した造語です。フランス語でアロマは「芳香」テラピーは「療法」という意味です。これをそのまま英語読みにすると、「アロマセラピー」となります。つまりは、同じ「芳香療法」という意味です。
ただ、芳香療法にはイギリス式とフランス式があるので、これをそれぞれ英語、フランス語で呼び分けることもあります。

【イギリス式】
精油の香りを楽しんだり、精油を使ったマッサージオイルでマッサージをしたりと、主に「癒し」を目的としています。日本で一般的に広まっているのがこのイギリス式。今回の特集でご紹介しているものもイギリス式のアロマセラピーになります。

【フランス式】
医療・自然療法のひとつとして捉えられており、病気や怪我の治療を目的としています。精油の調合は「香り」ではなく「成分」のブレンドとして行われます。精油は医師によって処方され、医薬品として扱われます。健康保険もきくそうです。






▲このページのTOPに戻る
どこどこ
 
地域検索WEBサイト「どこどこ」は、社団法人小田原青色申告会が運営・管理しています
Copyright c dokodoko, All Rights Reserved.