■ハーブを保存する
【摘むグッドタイミング】
葉や茎を利用するハーブは、花の咲く直前に一番薫り高く芳香を発します。ドライハーブやハーブティー、ハーブ油にして保存利用するなら、この時期に収穫するのがベストです。
フレッシュハーブで楽しむならば、使うときにそのつど収穫します。置いておくと風味が落ちるので、使用はお早めに。残ってしまったらビニール袋に入れて冷蔵庫で一時保管。でもなるべく早く使い切りましょう。
花を収穫するときは、咲いてから2、3日経った頃がベスト。花の芯に香りの成分が充満して、一番いい香りのする時期です。摘み取るときは花首のところから。花弁が柔らかい花は花びらを傷めないよう気をつけて。ラベンダーのように小さい花がたくさん密集しているような花は、茎ごと切り取ります。
【ドライハーブの作り方】
茎つきのものは束にして紐で縛り、直射日光の当たらない風通しのいい場所で逆さに吊るして乾燥させます。まとめる束はなるべく少量に。たくさんまとめて束にすると中のほうが蒸れて乾きにくくなったりしますし、乾燥して茎が痩せてくると紐から抜け落ちてしまうことがあります。
ハーブティーやポプリ用に葉や花を乾燥させるときは、ザルなどに広げて乾燥させます。少量なら電子レンジでチンしてもOK。低出力で20秒ぐらいずつ、焦げないように様子を見ながら乾かします。完全に乾燥したら、乾燥剤といっしょに容器に密閉してできあがりです。
ドライハーブは完全に乾かすのがコツです。水気が残っているとカビの原因になるので、しっかりと水分を飛ばしましょう。
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