花粉症というと「花粉」ばかり注意しがちですが、それと同じくらいに大切なのが体調を整えることです!
これは単なるキャッチフレーズではなく科学的にも証明されています。自律神経のバランスが良いと、花粉が入ってきて抗体に結合してもアレルギー症状が起らないこともあります。
ですが、疲れやストレスなどから副交感神経の緊張が高まったり、交感神経が抑えられたりすると症状が出やすくなります。
体調を整え、自律神経を鍛えるポイント
● 睡眠 ●
花粉が飛散する前から、なるべく規則的に十分睡眠時間をとりましょう。
● 体力 ●
落とさないことが第一。定期的に行っている運動は続け、きちんと食べることも大切です。
● 有酸素運動 ●
普段から、鼻で呼吸できる軽い有酸素運動を!
自律神経が整い、アレルギー反応を抑えやすくなります。
鼻の粘膜の鍛練にもなり、鼻づまりが改善されます。ただし、花粉が飛散し始めたら、ピーク時は外で吸い込まないようにしましょう。
● ストレス ●
バラバラの生活リズムは、身体を疲れさせアレルギー発症の原因になります。一定のリズムを保って、身体にストレスを与えない生活を心がけましょう。
● 刺激物 ●
鼻づまりをひどくするので、辛い食べ物・アルコール・たんぱく質のとり過ぎには注意してください。
● タバコ ●
直接、鼻や眼の粘膜を刺激するので、出来るだけ禁煙しましょう。
さて、体調をしっかり整えたら次は花粉を断ち切る方法を学びましょう!
昼間外出するのと夜外出するのでは花粉の飛散量はそれほど変わりがありません。
★髪の毛は花粉の「溜まり場」と化すので、長い場合は束ね、短い場合はつば付きの帽子をかぶることをオススメします。又、家に入る前には、帽子の花粉をしっかり落とし、外出後にはなるべく早く洗髪することが重要です。
★眼はメガネなどを着用し、出来るだけ花粉との接触を避けてください。
★ マスクは、市販の通常のものでは花粉を通してしまうので、「花粉症用マスク」を使用し、はずす時は必ず洗ったり、はたいたりしましょう。マスクの効果をアップさせるには、中に湿らせたガーゼをはさむと良いそうです。
★洗濯物や布団はよく叩き、掃除機などをかけると良いそうです。特に朝9時から午後3時が、花粉飛散の多い時間帯なのでなるべく外には干さないようにしたいですね。
お家の中はこまめに掃除!できればじゅうたんを取り除きフローリングに!床掃除は花粉を舞い上げる掃除機よりも、濡れ雑巾の方が理想的です。
掃除機を使う時には、ホースをつけ足し長くして本体は外に出しながら使うのが良いでしょう。
花粉症対策民間療法
花粉症になる前に!なってからでも使える療法をご紹介します。
● 鼻洗浄 ●
「おろししょうが湯」又は「塩の番茶」での洗浄になります。
洗面器にはったお湯に、しょうがのしぼり汁を5〜6滴たらし、これで鼻を洗います。
しょうが湯の代わりに、冷ました番茶に自然塩を入れたものでもOK!
タオルにしみ込ませて鼻にあてる、脱脂綿にしみ込ませて鼻に詰める程度が安全でオススメですよ!
対・花粉症には温かい飲み物を!
● 甜茶(てんちゃ) ●
中国で「風邪に効く」として処方され飲まれている甘いお茶。最近では「花粉症に効く」と人気が高く、ガムやキャンディー・お茶などの「嗜好品」として出回っています。
● ハーブティー ●
「エルダーフラワー」は西洋では「インフルエンザ特効薬」とも呼ばれるほど炎症に効果があり、くしゃみ・鼻水・眼のかゆみ・頭痛などを抑えてくれます。「ローズヒップ」をブレンドすると、炎症で失われるビタミンCを豊富に含んでいるほかにも粘膜や毛細血管の炎症を鎮めてくれる効果もあるそうです。
西洋式カウンセラーで心も身体もリフレッシュ!
● アロマテラピー ●
いわゆる「西洋薬」の歴史が100年。しかしヨーロッパでは、それ以前、何千年に渡ってのハーブ・薬草の歴史がりました。ハーブには以下の3つの働きが認められています。
生理作用
自律神経や免疫システム、ホルモン分泌のバランスを向上
心理作用
ストレスの軽減や、リラックス効果
抗菌作用
空気の浄化
★ユーカリ、ペパーミント
心理作用と抗菌作用があります。
マスクの中のガーセに1〜2滴たらしての装着すると、鼻づまりなどの炎症が楽になります。空気を浄化させるためには、アロマポットなどを使用しましょう。
★ラベンダー
生理作用と心理作用があります。
お風呂に数滴たらし、蒸気を吸い込みながら、ゆっくりと時間をかけて身体を温めましょう。
★ローマンカモミール
心理作用があります。
マッサージオイルにまぜ、優しくマッサージ。ハーブティーとして飲むのもいいですね。
免疫力を正常にさせる!
免疫力を正常にさせる!
● プロポリス ●
プロポリスはミツバチの体内から作り出され、幼虫をウイルスや細菌から守るため、巣に塗りつけられる物質で、巣の中をほぼ無菌状態に保てる抗菌作用があると言われています。
花粉症対策としては、蒸気に加え吸入したり、鼻に直接塗るなどで使用しましょう。
● ポリフェノール ●
ワインやチョコレート、更にシソなどにも含まれており、抗アレルギー作用を持ち免疫機能を正常化すると言われています。
花粉対策を使って楽しい春を迎えましょう!
こちらの文章は「カラダにe-サイトhealthクリック」より引用しております。
専門的な事に関しては専門医にご相談ください。
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