どこどこ 2009-秋 「秋を歩こう。」


真鶴半島コース
紅葉あり、海岸あり、遊歩道あり― 真鶴半島は散策ポイントの宝庫です。
 
写真右に見えるのが真鶴半島
日本一新鮮な魚が水揚げされるといわれる真鶴。
その真鶴半島の先端部に広がる豊かな森「お林」。この森は緑の常緑樹の松・楠・椎の大群落が群生しており、魚を集めてくれる「魚付き保安林」として、地元の漁師たちを中心に昔から大切に守られ、今日まで自然の恩恵を私たちに与え続けています。
そんな真鶴の海の豊かさを象徴する「お林」の中や周辺には、4つの遊歩道が整備されています。

森林浴遊歩道の大きな木

【森林浴遊歩道】
中川一政美術館バス停から少し歩くと、森林浴遊歩道の入り口です。鬱蒼とした森の中へと続く舗装されていない遊歩道は、まさに自然の領域。森に「ちょっとお邪魔しますね」といった気持ちで入っていくと、清清しい森林の香りと木漏れ日が歓待してくれます。足元に気をつけて進むこと20分程度で、海沿いを走る「番場浦遊歩道」に出ます。


【番場浦遊歩道】
「森林浴遊歩道」を抜け、道向いにある遊歩道がこの「番場浦遊歩道」です。階段をくだると目の前に開けるのは磯遊びにぴったりの「番場浦海岸」。ちょっと寄り道して潮溜まりを覗いてみれば、イソギンチャクや小さな蟹など、磯の生き物が観察できます。また、江戸城の石垣の石を切り出した昔の石切り場もここから拝むことができます。


【潮騒遊歩道】
「番場浦遊歩道」からつながる「潮騒遊歩道」は、三ツ石を眺めながら歩けるスポット。海岸の突端付近に出ると、視界は広がり、神秘的な形をした巨石、「三ツ石」が望めます。近くにはトイレもありますので、スケッチや撮影など休憩がてらのんびり過ごすことができます。
海岸から階段をのぼると、与謝野晶子が読んだ唄「わが立てる真鶴崎が二つにす相模の海と伊豆のしら波」を刻んだ石碑があり、
ダイナミックな景色の潮騒遊歩道
彼女が望んだ景色と同じものを目の当たりにしながら、唄に思いを馳せることができます。
さらにすぐ近くには、江戸時代末期の台場跡(砲台跡)を見ることができます。外国船からの海防のため、小田原藩が命じて造らせたもので、縦約36m、横約30mもの規模を誇っていたと伝えられています。残念ながら、現在は基礎の一部分が残るだけとなっていますが、往時のおもかげを感じることができます。

また、真鶴は神奈川県でも数少ない「海からの日の出」を拝むことができるエリア。この場所からなら三ツ石から昇る雄大な日の出を体験できます。遊歩道経由でない簡単なルートもあるので、早起きして訪れてみるのも一興です。


【御林遊歩道】
この森林が守られてきた理由の一 つに、早くから「魚つき保安林」に指定され、保護されてきたことが挙げられます。明治37年、大正9年と指定され、現在は35ヘクタールが指定地域となっています。魚つき保安林とは魚を育む森のことで、半島内で蓄積された葉や腐葉土が雨や風などで海に流れ込み、魚介類たちの栄
真鶴岩海岸
プライベート感のある岩海岸
養分になっていることから、漁師の間からも魚の集まる森(森林が日陰をつくり、魚が休める場所になっているともいわれています)として大切にされてきました。


この他にも真鶴半島には、源頼朝が船出をしたと言い伝えのある「岩海岸」、三大船祭の一つである貴船まつりを祭礼とする「貴船神社」、半島を巡る「遊覧船」や、多くの石碑など、見所は侮れません。オススメは真鶴町観光協会が提供している「観光ボランティアガイド」。予約は日程の1週間以上前からの余裕が必要ですが、
ガイド付きの散策を、ナント「無料」で楽しむことができるので、興味のある方は是非お問合せください。


詳しくは「真鶴町観光協会WEB」へ
近くの「温泉を探す」!



ちょっと、よりみち
 
 
リサイクル&ハンドメイド MUGENむげん
リサイクル&ハンドメイド MUGEN(むげん)
住所 神奈川県 足柄下郡真鶴町真鶴406
電話番号 0465-68-1504
営業時間と定休日 10:00〜17:00 定休日/金曜
オフィシャルホームページ http://dokodoko.jp/agSearch/cli_detail.php?shop_id=152
 
 
岩忠(いわちゅう)
岩忠(いわちゅう)
住所 神奈川県足柄下郡真鶴町 岩455
電話番号 0465-68-1101
営業時間と定休日 11:00〜19:00 定休日/木曜(営業の時あり)
オフィシャルホームページ http://dokodoko.jp/agSearch/cli_detail.php?shop_id=90
 
 
富勢(とみせい)
富勢(とみせい)
住所 神奈川県足柄下郡真鶴町 真鶴965
電話番号 0465-68-1924
営業時間と定休日 9:00〜17:00 定休日/水曜
オフィシャルホームページ http://dokodoko.jp/agSearch/cli_detail.php?shop_id=76
どこどこ



湯河原天照山(てんしょうざん)と滝見学コース
初心者向けハイキングコース
 
奥湯河原辺りの藤木川
天照山(てんしょうざん)は、箱根の南側にある、標高750m程の小さな山。そこを目指すコースです。
JR湯河原駅を降りて、奥湯河原行きバスに乗って、約20分。「奥湯河原」で下車します。高級旅館が立ち並ぶ奥ゆかしさのある風情を眺めながらいざ出発。
旅館「うおしづ」の前にある城ヶ尾橋の手前で右折し、広河原林道をテクテク歩きます。藤木川沿いの一本道なので、迷うことはありません。
バスを降りて約30分で、少し開けた天照山神社神社入口に到着。この先トイレはありませんので、ここで済ませておきましょう!


いよいよここから先が山道です。とはいえ急な上り坂は最初の辺りくらい。途中、沢を越えるために渡る、丸太の橋は滑りやすいので注意が必要ですが、それ以外は「
秋といえば紅葉(イメージ)
整備された林道&道しるべ」のおかげで、それほど苦になりません。
途中「去来の滝」への分かれ道にさしかかります。せっかくなので見学をオススメしますが、帰りはこのポイントまで戻ってきます。
その先が、天照山神社。


神社入口から約30分。ここで一休みです。ハイカーのためのテーブルやベンチがあるので、ランチやお菓子などで栄養補給にもってこい。
この天照山神社は昭和6年建立のもので、天照大神・猿田彦大神・大成大神を祭神として、毎年5月22日には例
カップルにもオススメ
祭が行われ、賑わいをみせるそうです。


さてさて次のポイントは「白雲の滝」。神社から10分程度先にあります。落差30mほどの滝からはマイナスイオンをたっぷり吸収(目には見え ませんが…)。


さぁいよいよ目指すは天照山。…と、このコースのタイトルでもあるんですが、冒頭にもあるように、天照山は750mほどの小さな山。つまり今歩いてきた辺り全体を、天照山と呼ぶらしく、「山頂」とおぼしきものは無い様子…。
とまぁ、最後は少し拍子抜けですが、このコースは、ところどころにポイントがあるので、初心者の方でも意外と苦になりません。軽装ではオススメできませんが、グループやカップルでも楽しめると思いますよ!


近くの「温泉を探す」!



山北・大野山の秋を巡る
 
 
(イメージ)
自然豊かな大野山へは、JR御殿場線山北駅で降りて、バス(駅より徒歩20分の「大野山入口バス停」)を使います。揺られること約5分、「大野山入口」で下車すれば、初心者でもスムーズに登山をスタートすることができます。
山道から鍛冶屋敷を左に折れ、深沢を回る絶景のコースと、鍛冶屋敷を右に曲がる(共和小学校方面)広々とした牧草地を過ぎるコースがあります(どちらも山頂までの目安は110分)。

「関東の富士見100景」では、「大野山」と「丹沢湖畔千代の沢園地展望台」が選定されています。


詳しくは「山北町WEB」へ
近くの「温泉を探す」!
どこどこ
ハイキングの準備!
あれこれ準備するのも、おでかけの楽しみの一つ
 
メンバーの体力も考慮した計画を
大切なのは「どこを歩くか、どれだけ歩くか」。日帰りのハイキングでも、目的をしっかり決め、またそれに合った服装や持ち物を選び、万全の態勢でハイキングを楽しみましょう!
コースを決めると言っても、まさに山ほどあるハイキングコースの中からひとつ選ぶのはそれなりに悩むと思います。
歴史的名所を目指すか、四季折々の自然の表情を味わうか、いっそ温泉を目指して歩くとか。また、ひとりでマイペースに進むか、友達と談笑しながらゆっくり進むか。
この季節なら、紅葉の奇麗な山の中を、ゆっくり写真でも撮りながら歩くのも◎ですね。
コースが決まったら、あとは服装と持ち物の準備。登山に比べ、軽装で良しとされるハイキングですが、普段の生活で歩き慣れている環境とはかなり違った場所を歩くので、ある程度の「お約束」を踏まえた上で、着ていく服を決めましょう。


ではそのお約束… 自然の中を歩くのがハイキング
「新鮮な空気」も醍醐味の一つ
です。植物や虫刺され、紫外線からも肌を守らなければならないため、夏でも長袖・長ズボンが基本です。この季節なら気温の変化を考えて、さらに上着を一枚鞄の中に入れておくと安心です。また天気が変わりやすいことを考えると、雨カッパや折り畳み傘もほしいところ。
靴は履きなれた運動靴でOKですが、滑りやすく足場の不安定な道を行くのであれば、トレッキングシューズをお勧めします。
専用の靴があるのだからまた行こう、なんて考えから、長く続く趣味になるかもしれませんしね。
持ち物を入れる鞄は、体に密着し両手が空くリュックサックがベスト。荷物の量でサイズの大小をチョイスして無駄なく詰めましょう。
最近のアウトドアブームで、トレッキングシューズやリュックサック、また上着などには、機能的な上にお洒落なものが多いです。敢えてこだわり、自分にピッタリのアイテムを選ぶこと自体、またひとつの楽しみとも言えます。 


服装にこだわったら、今度は「コースに合わせた持ち物選び」です。
●飲み物/こまめに水分を取るためにも、飲み物は必ず持って行きましょう。コースによっては自動販売機も無い所があるかもしれませんので、必ず出発前に用意!●食べ物/お弁当とは別に、飴やチョコなど道中で栄養補給できるおやつがあるとなお良いです。一口ようかんなんかも栄養価が高いので、好みで2、3種類持って行くと楽しくなるかもしれません。
●タオル(大小で分けると良い)
●ビニール袋
●カメラ(ストラップやケースがあると良い)

さぁ、体調は万全?

またできれば地図と磁石も準備すると安心かもしれません。ハイキングに慣れている方でも、気づいたら道を外れていた、ということもあるようです。
さらに準備の段階で、道や目標となるものなどをチェックしておけば、準備万端!というところでしょう。


コースも決まり、服装・持ち物が揃ったから、あとは当日を待つばかり。と、言うのは間違いです。当日の天気や気温などの他に、家を出て、帰るまでの交通手段を調べ、「計画表」という形にするなり、ある程度の流れを掴んでおくことも、ハイキングを安全に満喫するために必要なことです。




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■ハイキングの始まり
万国博覧会も始まった19世紀から20世紀にかけてのこと、技術の進歩を称える一方で、人々の健康や自然に対する関心が高まり、様々な運動がブームとなりました。
ハイキングもその一つとして始まったと考えられています。

お子様と一緒に登れるような簡単なコースもあるようですので、秋のお休みにはお母さん特製のお弁当を持って、ファミリーハイキングに出掛けてはどうでしょうか?
クーラーや扇風機に慣れた体も、ここで一旦、自然の中でリセットしましょう!




■痛まないお弁当
やはり自然の中では美味しいお弁当をいただきたいですよね。
長時間鞄に入れているわけですから、痛まないためのちょっとした工夫をいくつかご紹介します。
有名なのは梅干し・シソ・わさびなどの、天然の殺菌効果を利用したもの。料理に使わなくても、入れておくだけでお弁当を守ってくれます。パセリにも同様の効果があるとされ、サンドイッチなどの横に添えるだけで目にも楽しませてくれます。
「梅干しは嫌い。でもご飯は心配…」。そんな方は、ご飯を炊くときに梅干しを入れるという方法があります。
「それじゃあ梅風味のごはん…?」と、思われますが、炊きあがったら梅干の周りのご飯ごとどかしてみると、以外に普通のご飯。梅干し嫌いの方が進めている方法ですので、お試しあれ。






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