大切なのは「どこを歩くか、どれだけ歩くか」。日帰りのハイキングでも、目的をしっかり決め、またそれに合った服装や持ち物を選び、万全の態勢でハイキングを楽しみましょう!
コースを決めると言っても、まさに山ほどあるハイキングコースの中からひとつ選ぶのはそれなりに悩むと思います。
歴史的名所を目指すか、四季折々の自然の表情を味わうか、いっそ温泉を目指して歩くとか。また、ひとりでマイペースに進むか、友達と談笑しながらゆっくり進むか。
この季節なら、紅葉の奇麗な山の中を、ゆっくり写真でも撮りながら歩くのも◎ですね。
コースが決まったら、あとは服装と持ち物の準備。登山に比べ、軽装で良しとされるハイキングですが、普段の生活で歩き慣れている環境とはかなり違った場所を歩くので、ある程度の「お約束」を踏まえた上で、着ていく服を決めましょう。
ではそのお約束… 自然の中を歩くのがハイキング
です。植物や虫刺され、紫外線からも肌を守らなければならないため、夏でも長袖・長ズボンが基本です。この季節なら気温の変化を考えて、さらに上着を一枚鞄の中に入れておくと安心です。また天気が変わりやすいことを考えると、雨カッパや折り畳み傘もほしいところ。
靴は履きなれた運動靴でOKですが、滑りやすく足場の不安定な道を行くのであれば、トレッキングシューズをお勧めします。
専用の靴があるのだからまた行こう、なんて考えから、長く続く趣味になるかもしれませんしね。
持ち物を入れる鞄は、体に密着し両手が空くリュックサックがベスト。荷物の量でサイズの大小をチョイスして無駄なく詰めましょう。
最近のアウトドアブームで、トレッキングシューズやリュックサック、また上着などには、機能的な上にお洒落なものが多いです。敢えてこだわり、自分にピッタリのアイテムを選ぶこと自体、またひとつの楽しみとも言えます。
服装にこだわったら、今度は「コースに合わせた持ち物選び」です。
●飲み物/こまめに水分を取るためにも、飲み物は必ず持って行きましょう。コースによっては自動販売機も無い所があるかもしれませんので、必ず出発前に用意!●食べ物/お弁当とは別に、飴やチョコなど道中で栄養補給できるおやつがあるとなお良いです。一口ようかんなんかも栄養価が高いので、好みで2、3種類持って行くと楽しくなるかもしれません。
●タオル(大小で分けると良い)
●ビニール袋
●カメラ(ストラップやケースがあると良い)
またできれば地図と磁石も準備すると安心かもしれません。ハイキングに慣れている方でも、気づいたら道を外れていた、ということもあるようです。
さらに準備の段階で、道や目標となるものなどをチェックしておけば、準備万端!というところでしょう。
コースも決まり、服装・持ち物が揃ったから、あとは当日を待つばかり。と、言うのは間違いです。当日の天気や気温などの他に、家を出て、帰るまでの交通手段を調べ、「計画表」という形にするなり、ある程度の流れを掴んでおくことも、ハイキングを安全に満喫するために必要なことです。 |