ホームパーティーってどんなもの？
　ホームパーティーは、普段生活しているお家で行うもの。「アットホームでリラックスできる」ことが一番の「いいところ」です。生活感が見えないくらいに完璧にお掃除して、お店のようにもてなす必要はありません。それならどこかお店を予約して、お食事会をすれば済むことです。せっかくお家で行うのなら、お家ならではのパーティーづくりをしたほうがきっと楽しめますよ。



とはいえ、どこまで掃除すればいいの？
　玄関から、メイン会場となるリビング、それにトイレがきれいになっていればOKです。ゲストが通る動線だけ、とりあえずキイレにしてしまいましょう。片付け場所が決まっているものはその場所に戻し、場所が決まっていないものは、とりあえずダンボール箱などに入れて他の部屋へ。この機会にいらないものは処分するのをオススメします。また、このとき「とりあえず」隠したダンボール箱の中身は、ホームパーティー後にしっかり収納場所を決めて、収納してしまいます。これで、またお家に人をお招きするときは、ダンボール箱のお世話にならずに済むはずです。
また、生活感をまったく消す必要はありません。子供のおもちゃや読みかけの雑誌等があっても、収納場所に入っていれば見栄えは悪くないはず。逆に何もないと、ゲストは「絶対汚さないで！」という圧力に緊張してしまいます。いつも生活しているお部屋のままに片付けて、テーブルの上をクロスやお花でコーディネイトして気分を盛り上げれば、立派なホームパーティー会場の出来上がりです。

テーマを決めて計画しよう
　クリスマス、忘年会、新年会のほかにも、大人数だと楽しい「チーズフォンデュ」や「チョコレートフォンデュ」、季節のお鍋をかこむパーティー、ワインを持ち寄って飲み比べパーティー、仲良し夫婦で集まってオススメ恋愛映画を観るパーティーなどなど、仲間内で楽しい企画を考えてみましょう。お料理だけでなく、その企画にあった映画やゲームを用意したり、音楽を選んでみたり、テーブルコーディネイトにこってみたり、学生時代の文化祭の準備みたいでワクワクしますよね。

テーブルコーディネイトは？
　テーマにあわせてクロスの色を選んでみましょう。例えばクリスマスならば緑、赤、白のクリスマスカラーをそろえてみたり、ワインパーティーなら濃淡のワインレッドのクロスを重ねて演出してみたり。フラワーアレンジメントも、クロスの色やテーマに合わせるとしっくりきます。造花やプリザーブドフラワーでアレンジするのもオススメ。チョコレート色やモスグリーン、ブルーのお花など、生花ではなかなか出せない色合いのアレンジが可能ですし、傷まないので次の機会にも使えます。また、キャンドルライトやステンドグラスのランプシェードなど、ごだわりの照明効果でさらに雰囲気をアップ。器やグラスも普段なかなか使わない、ちょっといいものを出してきてみましょう。「おお、なかなか！」と思えるコーディネイトが完成するはずです。

ホームパーティならではの気遣いも
　例えば小さなお子さん連れのゲストがいれば、オムツ替えのためのお部屋を用意しておきます。もう少し大きい子供さんなら、おもちゃを用意したキッズスペースをお部屋の一角に作っておいたり、子供たちが集まって遊べるボードゲームや、アニメ映画を用意しておくといいでしょう。女性が多いのなら、デザートのスウィーツやフルーツ、ソフトドリンクは多めに。また、お化粧直しのために洗面所も掃除しておく必要があるかも。男性が多いのなら、お料理とアルコールを多めに。ゲストの事情に合わせたケアをすることで、みんなが快適に過ごせる空間をつくることができます。

負担はみんなで分かち合って
　仲良しで企画するホームパーティ、ホスト側ばかりが苦労しては気軽に開けませんし、ゲストも気にしてしまいます。ここはみんなで負担を分かち合えるように話し合いましょう。例えば、お料理を持ち寄る。このとき、誰がどんなものを持ってくるか決めておき、料理がかぶらないよう気をつけましょう。具体的に決まらないときは、ホストが用意するメインディッシュを決めておいて、ゲストが副菜を持ち寄るようにするといいでしょう。ホスト側がすべてのお料理を用意する場合は、会費制にしてしまうのも手です。

ウェルカムドリンクを用意しよう
　お料理はやっぱり、みんなが集まってから出したいですよね。それならば、早く来る人も時間通りの人も、ちょっと遅れる人も気兼ねしないですむように、ウェルカムドリンクを用意しておきましょう。いろいろ載せたクラッカーやちょっとしたお菓子などをお皿に盛っておくとなお良し。待ち時間もウェルカムドリンクとおつまみで気がまぎれ、会話もはずみます。小さめのグラスに甘いカクテルや食前酒、きれいな色のジュースなどを用意すると、ちょっとおしゃれですね。



助けて！ケータリング
　お料理を用意する時間がない！なんてときは、お気に入りのお惣菜屋さんにケータリングをお願いしましょう。お皿にキレイに盛り付ければ格好がつきますし、味だって補償付きのはず。「お料理教室仲間で、みんなが作ったお料理の試食会！」なんてパーティーでなければ、少しくらい手を抜いても大丈夫。仲良しで集まってお話をしたり、楽しく過ごすことこそが、パーティーの目的なのですから。