どこどこ 2007夏企画


箱根湯本駅。さあ、スタートです!
箱根の玄関口、箱根湯本駅前を散策。
 
箱根湯本駅前
のんびりとした箱根湯本駅風景。
暑〜い夏。もちろん今年もやってきました。どこかに出かけるにしても暑い、何かを企画するのも暑い…。そんなときにこのページ。使ってやってください。
「近場で出かけられて見所もたくさんあるところ」ということで、今回は箱根を散歩してきました。箱根っていうだけで、なんとなく「涼し〜い」ってイメージもありますし…。
「箱根なら良く知ってるよ!」という通なあなたも、よかったらご覧下さい!
では早速。まずは箱根の玄関口、箱根湯本駅。取材日は生憎の雨。梅雨時真っ只中だからしようがない、とあきらめつつも、結構賑わってました。
さすが箱根。車でこられる方は近隣の有料駐車場へ。 駐車台数は少なめでも意外と周辺に点在しているようです。
箱根湯本駅前商店街
平日でもなにやら人だかり?その正体は…試食でした。
で、向かいの商店街へ渡るには、駅構内からのびる地下連絡通路が便利で安心。
この箱根湯本駅界隈にはお土産物屋さんがたくさんあります。 来て早速お土産街を紹介するのもどうかと思いますが、まずは「箱根に来た!」って感じを味わうのがオススメなんです。特にこの駅向かいの通りは昔ながらの店舗が多く、ワクワク感がたっぷりなのです。温泉まんじゅうやら、ひものやら珍味やら。盛り沢山のお祭のよ うな雰囲気が楽しめます(試食のコーナーも結構楽しみ)。
路地早川
左/店舗の間の路地を抜けると… 右/雄大な早川がお目見え。この日は釣り人もいました。
買い物の休憩に喫茶店もいいですが、通りの左手(商店街の裏手)に流れる早川鑑賞もよさそうです。最近ではスタイリッシュな土産物店?なども多い、駅前の土産物街。年齢を問わず買い物が楽しめそうですよ。手荷物を承知で何かしら買ってしまいます。多分。
   
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待望の?休憩。甘味盛り沢山!
スイーツ好き、甘味好き必見!裏手で見つけた喫茶店
 
黒蜜きな粉のかき氷
きな粉とあずきのハーモニー!若い女性にも人気。
駅前の通りをゆるやかにのぼっていくと、ホテル河鹿荘や吉池旅館へと続く道が左手に現れます。橋が見えるので、そのまま進む(そばで有名な、はつ花があるところ)。その先のT字路の右手にあったのが、茶房うちだ
もともとは旅館を営んでいた先代が10年くらい前にリニューアルオープンした喫茶店。とはいえ「茶房」という名のとおり、外観は黒板で統一された和の雰囲気。はやる気持ちをおさえつつ、店頭のメニューサンプルを確認。「シフォンケーキ」「抹茶」「あんみつ」「かき氷」…食べたいものが整理できないまま、いざ入店!
店内は外の魅力とまた違った洋の雰囲気。奥の座敷には外人サンのファミリーもご来店の様子。インターナショナルですなー。
着席しても、しばし熟考。やっぱりシフォンケーキか?(王様のブランチで紹介されたようです!)、でも、あんみつも捨てがたい(フルーツ盛り沢山だし…)、、、と悩んだ末、かき氷に決定! 外雨降ってるのに…。でも「黒蜜きな粉」という文字にやられました。夏特集だしね。
茶房 うちだ外観
店舗外観。湧き水と緑が涼やか。
「シャカシャカシャカ―」でました夏の音。もうじきです、食べられます。 と思いきや、お待ちかねのかき氷は先客のもとへ。「次にでてくるほうが、やや大盛!」などと勝手にイメージトレーニングをしていると、やってきました。 写真の通り、きな粉たっぷり、あずきたっぷりの堂々とした姿。黒蜜の甘さは控えめなので、最後までサクッと完食!「いや〜絶妙っ!」やっぱり、あずきときな粉の相性はバツグンですね。最後に温かいお茶を入れてもらい一服。「次はシフォンとあんみつ!」と心で叫びつつ店をあとに(あ、お茶もらうんだったら抹茶飲めばよかった…)。
 
 
茶房 うちだ(さぼう うちだ)
茶房 うちだ
住所 神奈川県足柄下郡箱根町湯本640
電話番号 0460-85-5785
営業時間と定休日 10:00〜18:00(7〜9月は〜19:00)
定休日/水曜(祝日の場合は翌日休)
オフィシャルホームページ http://www.a-gogo.jp/uchida/
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創業明治23年、登録有形文化財の宿に泊まる
  箱根・塔之沢にのこる多くの文人達に親しまれた宿。
 
客室
川沿いの客室。静かで落ち着いた風情。
ここで箱根の宿のご紹介。箱根湯本駅からでも、散策に丁度良い徒歩圏内に位置する箱根塔之沢温泉「福住楼」。創業はナント明治23年!しかも全館が登録有形文化財に選ばれている、貴重〜なお宿。
玄関を進むと池のある中庭、その又奥にも大きな庭園。くねくねと曲がる風情ある廊下の先には大きな広間、またその奥には庭園と離れ…と、とにかく広い。しかも、あめ色に光る廊下、涼しげな川音を演出してくれる障子、天井や戸など、どこもかしこも、細工に手が込んでいる感じ。これらを傷つけない様、この広い館内の掃除はいまだに「ホウキと雑巾」だそう。ほんとに恐れ入ります。
お風呂も、「見事!」の一言。
地下100メートル程の浅い所から、約62度の源泉をそのまま(天然の湧き水で湯加減を調整しています)24時間湯舟に流し込んでいる贅沢さ。お風呂場はテレビや雑誌で一度は見た事がある人も多いハズ。そうです、あの、まん丸いお風呂です。四角く区
窓際の眺め
ゆったりと癒される極上のひととき。
切られた浴室の真中に、丸い風呂(大きな松の幹をくり抜き組み合わせたもの)。で、正面のやや高い窓の外には一面の緑。とにかく圧倒!また浸かって感動!やや高い位置に思えた窓の景色は深めの浴槽に座ると丁度良い位置に広がるんです。なーるほど。などと感心していると、風呂の底板の間から「ゆら〜」っとした心地よい湯
細工のされた障子
半円のガラスが使われる障子。
の流れ。あとで聞いてみたら、ここのお風呂は上から温泉を流すのではなくて、自然に風呂の底から湧出するのだそう。確かにポンプのない時代 から残る「昔のお風呂場は、敷地の中でも低い場所にある」って聞いたことがあったっけ。へ〜って、また感動。
何十人も入れる現代のお風呂と違って、大きな風呂ではないけれど、逆に見知らぬ人とのコミュニケーションがスムーズに出来そうなお風呂。福住楼では、この丸風呂が2つに岩風呂、また家族風呂も2つと充実。これは是非味わってほしいお風呂です。ホントに。

宿泊がかなわないなら、夕食・お部屋付きの日帰り夕食休憩プランもアリ!但し
大丸風呂(おおまるぶろ)
大丸風呂(おおまるぶろ)
平日限定でお部屋に余裕がある場合のみ。
福沢諭吉、川端康成、吉川英治や川合玉堂など多くの文人、墨客が逗留した福住楼。時間がゆっくり流れるお宿です。

 
 
福住楼(ふくずみろう)
福住楼
住所 神奈川県足柄下郡箱根町塔之沢74
電話番号 0460-85-5301
営業時間と定休日 不定休日
オフィシャルホームページ http://www.fukuzumi-ro.com/
料金 ・1泊2食¥15900〜/1名様  ・夕食休憩¥8450〜/1名様、どちらも要問い合わせ
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宮ノ下で見つける1点もの
  ノスタルジックな散策路、宮ノ下。アンティークやカフェで何かを発見!
 
嶋写真店
趣のある、嶋写真店の店頭。
宮ノ下といえば、歴史あるリゾートホテル「富士屋ホテル」が有名です。そしてその前を通る国道一号線付近には共に栄えてきた商店や町並みが今も残っています。
ということで、今企画の最後のスポットは、この宮ノ下。
宮ノ下駅から国道に出て、てくてく歩きます。左手に見える立体の駐車場、車の人はここに停めて散策するのがベスト。1階にはトイレもあるので安心?ですよ!
で、また歩きます。左に見えるノスタルジックな写真館は「嶋写真店」。セピア色の写真が並ぶショーケースの中に「明治11年創業」の文字が…いきなり歴史を感じました。
その 写真館の角に細く続く石段を発見!「ちょっとだけ見てみよう、でもず〜と石段だったらどうしよう」とか考えながらも上がる。これこそ旅!って感じです。石段は予想以上に短くて安心。見ると「熊野神社」とある。雨も小ぶりになり、な
熊野神社
熊野神社。

やまや店舗脇の風景
やまや。外国人の方もお客様。
んとなく空気もひんやりしてて心地よい。気分も落ち着きます。ちなみにこのページの見出しヨコにあるアジサイはこの神社で撮影しました。
さて本線に戻りさらに進むと、アリマスアリマスいろんなお店。和食器や工芸品、土産物などなど。建物もどことなく往時を偲ばせる雰囲気。ポッカリと開けたところには富士
屋ホテル。ここのカレーは話に聞くけど、財布の調子が悪そうだったのでカレーパンを買う。しかも1個だけ。みんな正装っぽいのに(さすがに
芝商店
芝商店店内。古美術が居並ぶ。
シャッターはきれませ んでしたスミマセン)。パンを食べつつ、てくてく進むと宮ノ下の交 差点に到着。
向かいにはこの地で100年の歴史を誇る古美術を扱う「芝商店」。気になったのでもちろん店内へ。絵皿や漆器など、見ているだけで(財布の調子が悪く…)楽しくなる。中にはアンティークアク
セサリーや版画などにリーズナブルなものも。またまた道路を渡って(交差点付近は車に注意!)、古美術や箱根細工の「やまや」へ。
豊島豆腐店
豊島豆腐店の汲み豆腐。
色とりどりの絵皿や器が並ぶ店内もさることながら、店の脇のスペースで広げられたミニ陶器市?が楽しい。和食器や鉄瓶などがお手頃価格で並んでました。
今度は道な
りに小 涌谷方面へ。そうです、「汲み豆腐」が人気の「豊島豆腐店」へ向かってます。ここの豆腐はなんといっても大豆の味の濃さ。さらに繰クリーミーな舌触り。「醤油は?」なんて聞いたワタシが無粋でした。まったくも って必要ありません。
窓際の眺め
光喜号店内。白い格子窓とカウンターが今も残る。

さてまたまた宮ノ下の交差点まで戻り(渡辺ベーカリーは定休日。残念!)、散策です。古美術の大和屋商店、工芸と茶房
の田原、その隣の建物は…「光喜号(こうきごう)」。これまた歴史のありそうな形です。ビンテージ小物やアクセサリー(アンティークのベルギーレースを使った珍しいもの!)、ミニカーや婦人服など、バラエティーにとんだ店内。ご主人曰く、この建物は大正8年に建てられた郵便局だそうで、当時の窓口やカウンターがそのままの形で残っており、感動!
宮ノ下散策の休憩で
カフェ・ド・モトナミ
カフェドモトナミの2階風景。
オススメなのが「カフェ・ド・モトナミ」。カフェとはいえベースは日本建築。櫛引きが施された茶色の塗り壁と、淡いブルーとグリーンのカラーが現代的でもあり、伝統を感じさせてくれる建物です。店内も古民具や、アンティークオルゴール(ディスク方式のアップライト!)などが自然にレイアウトされていて、オシャレ!

と、こんなところで今回の散策は終了です。皆さんも自分なりの楽しみを見つけて夏を楽しんでください!
 
 
芝商店(しばしょうてん)
芝商店(しばしょうてん)
住所 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下223
電話番号 0460-82-2120
営業時間と定休日 10:00〜18:00 定休日/水曜
 
 
やまや(やまや)
やまや(やまや)
住所 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下187
電話番号 0460-82-3238
営業時間と定休日 9:00〜18:00 定休日/無
 
 
豊島豆腐店(とよしまとうふてん)
豊島豆腐店(とよしまとうふてん)
住所 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下340-2
電話番号 0460-82-2545
営業時間と定休日 9:00〜17:00 定休日/水曜
 
 
光喜号(こうきごう)
光喜号(こうきごう)
住所 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下362
電話番号 0460-82-5776
営業時間と定休日 10:00〜18:00(夏季は9:00〜18:00)
定休日/火曜
 
 
カフェ・ド・モトナミ(かふぇ・ど・もとなみ)
カフェ・ド・モトナミ(かふぇ・ど・もとなみ)
住所 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下366
電話番号 0460-87-0222
営業時間と定休日 10:00〜18:00 定休日/木曜

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あじさい電車
箱根登山鉄道の 「あじさい電車」では、毎年6月中旬から見頃を迎える箱根のあじさいに合わせて、ゆっくりと、車窓に触れるほど咲き誇る花々を楽しむことができます。
 高低差のある箱根では、見頃の時期も幅広く、ケーブルカー沿線では7月下旬まで見頃が続きます。
 また、同じ道中でも「昼」「夜」とで違った表情が楽しめるのも、嬉しい魅力。

■詳細はお問い合わせ下さい
箱根登山鉄道株式会社鉄道部



宮ノ下
「宮ノ下」。この地名の由来は熊野神社のお宮の下が開けたこととされているようです。ちなみに、この宮ノ下で初めて自然湧泉が発見されたのが、室町時代の1398年とされています。



骨董店
骨董店を歩くには… 骨董店に限らず、旅行のときは歩きやすい格好が1番。とはいえせっかくの旅行だから自然と荷物の量も増え気味ですよね。そんな時はリュックサックです。特に割れ物などに注意しなければならない、小物や陶器が多い骨董店などにはもってこい!小さなものでも、ボストンバックに納めておくと、重宝しますよ。



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